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ルーパートのいた夏

著:ヒラリー・マッカイ
訳:冨永 星

紙版

内容紹介

英国の実力派作家が
ひとりの少女を軸に描く、壮大な青春小説。
2018年コスタ賞受賞作。

20世紀初めの英国。
生後三日で母を亡くした女の子クラリーと、
三つ年上の兄ピーターは、
父と三人でくらしていた。
子ども嫌いの父との生活には、
温かさはなかったけれど、
コーンウォールの祖父母の家ですごす夏は、
いつだってすばらしかった。
青緑色の海に、海岸沿いの崖、
ミツバチが飛び交いヒバリが鳴く荒れ地……。
そしてなにより、笑顔のすてきな
いとこのルーパートがいる。
クラリーは、いつしかルーパートに
淡い想いを抱くようになっていた。
しかし、第一次世界大戦がはじまり、
ルーパートは入隊、
平和な日常は終わりを迎えた……。

英国の実力派作家が
ひとりの少女を軸に描く、壮大な青春小説。
2018年コスタ賞受賞作。

著者略歴

著:ヒラリー・マッカイ
イギリスの児童文学作家。セント・アンドリュース大学で動物学と植物学を学ぶ。デビュー作『夏休みは大さわぎ』(評論社)で、1992年度ガーディアン賞、『サフィーの天使』で2002年度ウィットブレッド賞(児童文学部門)を受賞。
訳:冨永 星
翻訳家。京都生まれ。京都大学理学部数理科学系を卒業。国立国会図書館司書、イタリア大使館のイタリア東方学研究所図書館司書、自由の森学園教員などを経て、数学啓蒙書、児童文学などの翻訳、紹介に従事している。おもな訳書に『サフィーの天使』(小峰書店)、『ヴァイオレットがぼくに残してくれたもの』(小学館)、『天才ネコモーリスとその仲間たち』(あすなろ書房)、『星が導く旅のはてに』(徳間書店)など。

ISBN:9784198652111
出版社:徳間書店
判型:B6
ページ数:384ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年12月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB