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日本社会の処方箋

20年後の安心のために

著:松本 純

紙版

内容紹介

2020年、新型コロナウイルスによる未曾有の医療危機が日本を襲った。長年、日本の医療行政に深く関わってきた衆議院議員・松本純が、医史学者・医学博士の小曽戸洋氏、厚生省OBで福祉社会総合研究所代表の和田勝氏という医薬・社会保障の泰斗とともに、東西の医薬品から医療制度、社会保険の歴史をひもときつつ、コロナ以後の日本に待ち受ける社会保障の問題を明らかにし、その解決策を提言する。待ったなしの医療問題を正面から論じる! 公益社団法人 日本薬剤師会会長・山本信夫氏推薦!

第1章 日本の医療文化が花開くまで

 ・仏教とともに朝鮮半島を経由して伝わった大陸の医学
 ・平安から鎌倉までの医学の変化
 ・日本における伝染病研究の歴史 ほか

第2章 近代日本の薬学の成り立ち

 ・近代薬学の萌芽と長井長義
 ・「医」と「薬」の間の確執
 ・女性の地位向上に寄与した薬剤師制度 ほか

第3章 国民皆保険制度の誕生と変革、現状

 ・平成の時代に大きく変化した保険制度
 ・超高齢社会での適正な国庫負担とは?
 ・問われる「保険者機能」のあり方 ほか

第4章 激変するコロナ時代の医療改革

 ・結核、ペスト、スペイン風…日本を襲った感染症
 ・厚生省の発足と保健所法の制定
 ・日本が迎える「多死社会」の終末期医療 ほか

第5章 問われる日本の医療と社会構造

 ・新薬開発の現実と「松本プラン」
 ・欧米より優れた日本の「中負担・中福祉」
 ・AIやビッグデータで医療はどう変わるのか ほか


第6章 日本社会の処方箋

 ・20年先を見据えた医療へ
 ・健康寿命を延ばして元気で生活するために
 ・日本の役割と政治家としての使命 ほか

著者略歴

著:松本 純
衆議院議員・薬剤師・東京薬科大学客員教授。昭和25年、横浜市中区生まれ。東京薬科大学薬学部卒。製薬会社勤務後、平成2年6月の横浜市会議員中区補欠選挙に立候補し初当選(~3期)。平成8年10月の衆議院議員総選挙に立候補し、初当選(~現7期)。平成20年に内閣官房副長官(麻生太郎政権)、平成24年に厚生労働委員会委員長などを歴任後、平成28年に国務大臣(国家公安委員会委員長、領土問題担当大臣、国土強靭化担当大臣、内閣府特命担当大臣)。平成29年からは自民党の国会対策委員会委員長代理、衆議院の国家基本政策委員会理事(現在、与党筆頭理事)。

ISBN:9784198652005
出版社:徳間書店
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年12月
発売日:2020年12月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MBN