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かわいそうな歴史の国の中国人

著:宮脇 淳子

紙版

内容紹介

《待望のニュー・クラシック・ライブラリー版》

平気でウソをつき、ウソを本当にしようとする
中国人の強さの秘密は、中華文明の弱さに理由があった。

新型コロナウイルスの感染源でありながら、いつの間にかウイルス対策の救世主としてふるまっている中国――中国人はなぜかくも露骨にウソをつき、世界に不信を蔓延させるのか。その原因をたどっていくと中国の歴史にたどり着く。
中国五〇〇〇年の歴史などと豪語するが、実際には王朝ごとの断絶した歴史しかなく、皇帝と官僚たちの点と線だけの統治では、民は収奪の対象でしかなかった。かつて国家が国民を守ったことなど一度たりとない。ないないづくしの歴史の国の中国人だから、残酷なくらい利己的にならざるをえなかったのである。習近平は中華文明を復興するというが、じつは中華文明そのものが不毛の原因だったのである。
コロナ禍で、さらに露わになってきた中国人の本質を透徹した歴史認識によってあぶり出した日本人必読の書。

著者略歴

著:宮脇 淳子
1952年、和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中から、東京外国語大学の岡田英弘教授からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、東京大学の山口瑞鳳教授からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学、常磐大学、国士舘大学、東京大学などの非常勤講師を歴任。現在、昭和12年学会会長、公益財団法人東洋文庫研究員としても活躍。著書に『封印された中国近現代史』(ビジネス社)、『朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏』(扶桑社)、『中国・韓国の正体』(WAC)、『最後の遊牧帝国』(講談社)、『どの教科書にも書かれていない日本人のための世界史』(KADOKAWA)、『悲しい歴史の国の韓国人』『日本人が教えたい新しい世界史』『満洲国から見た近現代史の真実』『皇帝たちの中国史』(徳間書店)などがある。

ISBN:9784198651244
出版社:徳間書店
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB