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身体的物語論

著:蜷川 幸雄

紙版

内容紹介

2016年5月に逝去した世界的演出家・蜷川幸雄。生前に彼が残した「身体」「物語」についての考察を書籍化。約60年の演劇人生のなかで、日本人の現代性を象徴する俳優たちの身体を見つめてきた。蜷川が俳優の身体を語ることは時代を語ることであり、人間存在の本質を考察することでもある。雑誌掲載されたものを再編集し、本書だけに語った語り下ろしインタビューを掲載した。構成・木俣冬による関係者らの証言を集めたレポートも併録。

著者略歴

著:蜷川 幸雄
1935年、埼玉県生まれ。演出家。劇作家の清水邦夫とタッグを組み、「櫻社」を結成。1960年代後半から70年代の小劇場界をリードする存在に。70年代後半からは大劇場、商業演劇などに活躍の場を広げる。シェイクスピア、井上ひさし、岩松了まで幅広いレパートリーで知られ、国際的にも活躍。著書に『蜷川幸雄の稽古場から』(ポプラ社)、『演出術』『千のナイフ、千の目』(以上、ちくま文庫)、『演劇の力』(日本経済新聞出版社)など多数。2016年5月、逝去。

ISBN:9784198640132
出版社:徳間書店
判型:B6変
ページ数:208ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AT