文春文庫 さ-63-172
奔れ、空也 空也十番勝負(十)
著:佐伯 泰英
紙版
内容紹介
空也の武者修行は、これにて完結!
京の袋物問屋の隠居・又兵衛と知り合った空也は、
大和国室生寺にむかう一行と同道することになる。
途中、柳生新陰流正木坂道場で稽古に加わる機会を得るが、
次第にその有り様に違和感を抱く。
一方、空也との真剣勝負を望む
佐伯彦次郎が密かにその動向を探っていた。
江戸のおこんや磐音、そして、姥捨の郷の霧子や眉月……、
空也の帰還を待ちわびる人々の想いは通じるのか、
そして、最後の勝負の行方は⁉