文春文庫 こ-6-37
女優で観るか、監督を追うか
本音を申せば 11
著:小林 信彦
紙版
内容紹介
元日の朝、大瀧詠一の訃報を聞いた2014年。高倉健も菅原文太も見送る1年となった。
大きな喪失感を抱えながらも、著者は名作映画や新作を鑑賞し、アイドル女優たちの活躍に心を躍らせる。
一方で、繊細の記憶を鮮明にもつ著者は、日本の現状、とくに政治情勢に強い危機感を表明することも忘れない。
過ぎし日々と現在とを交錯させながら、時代の姿を浮かび上がらせる、週刊文春連載の名コラム。
解説は芝山幹郎。