出版社を探す

火の神の砦

著:犬飼 六岐

紙版

内容紹介

ときは戦国。

陰流の祖・愛洲久忠(移香斎)は、神々の国・出雲で「この世にないはず」の刀剣と出会う。
「備中青江鍛冶の新作……」
青江の刀はとうに滅びたはずなのに、この世のどこかに存在しているらしい。

久忠はあやしげな女商人のあとをつけ、陽気な若侍の又四郎を相棒に、ついに山奥の隠れ里にたどりつく。
そこに男はいない。年寄りから赤子まで、女だけで暮らしている。
彼女たちは厳しい暮らしのなかで、砂鉄から日本刀をつくって、なんとしても生きのびようとしていた。

そこで出会うのは、女たちの驚くべき風習、いのちを脅かすものたち、雪舟という奇妙な老人……。
女たちは「わたしたちを守ってほしい」と、次から次へと難題を持ち込む。

久忠の運命や、いかに?

ISBN:9784163918266
出版社:文藝春秋
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2024年04月
発売日:2024年04月08日