ありがとうって言えたなら
著:瀧波 ユカリ
紙版
内容紹介
決して仲のいい母娘じゃなかった。
だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。
余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、最後の旅行、そして緩和ケア病棟へ。
「母の死」を真正面から描いた、涙なしでは読めないコミックエッセイ。
「すい臓のほうに何かあるって」。
大阪で暮らす姉から、エネルギッシュで毒舌でコワモテの美人の母が、余命1年のすい臓がんだと告げられた。
釧路で一人暮らしをしていた母は、看護師をしている姉の元へ身を寄せ、通院と治療が始まった。抗がん剤の副作用や痛みに気分が浮き沈みし、母のイライラは最高潮。心はガチガチに閉じていて。
余命宣告、実家の処分、お墓や遺影のこと、家族総出の最後の旅行、そして、緩和ケア病棟へ。誰もが経験する大切な人との別れは、想像と違うことばかり……。
決して仲のいい母娘じゃなかったかもしれないけれど、だからこそ、今、お母さんに伝えたいことがある――。
思わず「お母さん」ってつぶやきたくなるコミックエッセイです。
ISBN:9784163908106
。出版社:文藝春秋
。判型:A5
。ページ数:184ページ
。定価:1000円(本体)
。発行年月日:2018年03月
。発売日:2018年03月09日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA。