出版社を探す

史上最高に面白いファウスト

著:中野 和朗

紙版

内容紹介

あなたはなぜ、名作『ファウスト』を、
最後まで読み通すことができないのか?

理由1 これまでの翻訳はエリート教養人向け、しかも誤訳があったから。
理由2 これを読めば人格が向上する、という間違った考えが広まったから。
理由3 ファウストはエライ人、という思い込みがあったから。

文豪ゲーテが「ファウスト」にこめた人生の真理とは、

「破滅へ向かう男社会を救うのは、女性だ」

この名作は、現代に通じる一大エンターテインメントなのです!

ゲーテが人生60年をかけた名作『ファウスト』は、「努力し続ける教養人・学者ファウストの物語」とされてきました。
しかし名作をひもとけば、欲望のままに少女を騙すわ、捨てるわ、殺人を犯すわ――ただのろくでなしと何が違うのか?
実は、「努力の人ファウスト」のイメージは、誤訳にもとづく虚像だったのです。
ゲーテを愛して60年の信州大学名誉教授が、楽しく解説しながら原作を一気に紹介。現代に通じる新しいファウスト像を提示します。

ISBN:9784163905372
出版社:文藝春秋
判型:B6
ページ数:232ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2016年10月
発売日:2016年10月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DD