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アメリカはなぜトランプを選んだか

著:開高 一希

紙版

内容紹介

アメリカ国民をとらえたものは何か?

――ある程度の核拡散はOKか?
トランプ「拡散ではない。私は何よりも核兵器が嫌いだ。私の叔父はMITの教授だった。昔よく核問題について私に話していた」
――でも日本と韓国について言うと、矛盾している。
トランプ「イランは一〇年以内に核兵器を持つだろう」
――日本と韓国が核兵器を持つことには全く問題はないということか。
トランプ「いつか我々は、日本が北朝鮮の狂気に対して自己防衛するようになれば、ましな国になるだろうと言わなければならない。韓国も同じことだ」
――日本が核兵器を保有してもOKとあなたは言った。韓国もOK。そしてサウジアラビアもそうか?
トランプ「正直に言ってもいいか。いずれ起こることだ。単に時間の問題だ。彼らは核兵器を保有する。でなければ完全に核兵器を除去するしかない。中国、パキスタン、ロシアなど多くの国がすでに保有している。北朝鮮が保有しているなら、ある意味では日本も核兵器を保有した方がいいのではないか。北朝鮮は核を保有している。ただ搬送システムがないだけだが、もうすぐそのシステムもできる」
――あなたは世界にはこれ以上核兵器がいらないと言っているのに、日本と韓国は核兵器を保有していいということか。
トランプ「これ以上核兵器は必要ない。オバマが立ち上がって今日の世界の最大の脅威は地球温暖化であるというのを聞くと、この人は冗談を言っているのか、と言いたい。私が懸念している唯一の温暖化は核による温暖化だ。それが唯一の最大の脅威だ」

アメリカ取材30年のジャーナリストが徹底検証するトランプの実像!

ISBN:9784163904986
出版社:文藝春秋
判型:B6
ページ数:192ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2016年07月
発売日:2016年07月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB