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NHKブックス No.1282 1282

ブルーフィルムの哲学

「見てはいけない映画」を見る

著:吉川 孝

紙版

内容紹介

それは「現れるに値するもの」だ

「ブルーフィルム」と言われてピンとくる人はどれだけいるだろうか? 本書は気鋭の現象学者がまさに今失われつつある「違法のポルノ映画」の世界を読者の前に甦らせ、この社会で疑われることのないビジョンを動揺させる。過去のブルーフィルム研究も総括した、瞠目の哲学書!

(仮)
はじめに 禁じられた映画を見る山田五十鈴
序章 経験を通じて思考すること ――「土佐のクロサワ」と現象学
第1章 ブルーフィルムとは何かと問いながら
第2章 ブルーフィルムを見るとはどのようなことか
第3章 ブルーフィルムは何ゆえに美しいのか
第4章 ブルーフィルムを前にして何をすべきか
第5章 ブルーフィルムはどのような(不)自由をもたらすのか
第6章 ブルーフィルムとともに生きるとはどのようなことか
終章 現れるに値するもの ――ヴィジョンの哲学へ

目次

(仮)
はじめに 禁じられた映画を見る山田五十鈴
序章 経験を通じて思考すること ――「土佐のクロサワ」と現象学
第1章 ブルーフィルムとは何かと問いながら
第2章 ブルーフィルムを見るとはどのようなことか
第3章 ブルーフィルムは何ゆえに美しいのか
第4章 ブルーフィルムを前にして何をすべきか
第5章 ブルーフィルムはどのような(不)自由をもたらすのか
第6章 ブルーフィルムとともに生きるとはどのようなことか
終章 現れるに値するもの ――ヴィジョンの哲学へ

著者略歴

著:吉川 孝
甲南大学教授。1974年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒、同大大学院文学研究科後期博士課程修了。博士(哲学)。高知女子大学(現高知県立大学)講師・准教授を経て現在、甲南大学教授。専門は現象学にもとづいた、現代倫理学、映画の哲学。著書は『フッサールの倫理学――生き方の探究』(知泉書館、2012年度日本倫理学会和辻賞受賞)、共編著は『映画で考える生命環境倫理学』(勁草書房)、『現代現象学――経験から始める哲学入門』(新曜社)。

ISBN:9784140912829
出版社:NHK出版
判型:B6
ページ数:320ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATF