出版社を探す

インターネット・バイ・デザイン

21世紀のスマートな社会・産業インフラの創造へ

著:江崎 浩

紙版

内容紹介

IoT,クラウド,ビッグデータ,ディープラーニングから,それらを活用した生産・交通・電力エネルギーなどのシステムまで――つねに進化を続けるインターネットのアーキテクチャを解き明かし,その本質を組み込んだ新しいインフラ基盤の設計を提唱する.世界的に著名なIPv6専門家による講義.

目次

はじめに
第1章 インターネット・アーキテクチャの考え方を知る
1 インターネットは,どんな特徴を持っていますか?
2 インターネットは電話と比べてなぜ安いのか?
3 インターネットは,なぜ大震災の際に動いたのだろう?
4 インターネットは,なぜ進化を続けられるのだろう?
5 「ガラパゴス・ビジネス」はよいことか?
6 なぜベストエフォートでよいのだろう?
7 エンド・ツー・エンドって,どういう意味?
8 暗号化は何のためにある?
9 インターネットの未来はどうなるのか?
10 インターネットとインターネット・アーキテクチャの違いって何?

第2章 デジタル技術の本質を理解する
1 デジタル化の意味
2 インターネットにおけるパケット通信の仕組み
3 デジタル化の恩恵
4 デジタル化の未来

第3章 インターネット時代の社会・経済を理解する
1 インターネットの誕生と成長
2 情報革命が社会・経済に与えるインパクト
3 インターネットによる技術・ビジネス・インフラの変遷
4 インターネット・バイ・デザインの7つの特徴

第4章 セキュリティとプライバシーを捉え直す
1 セキュリティと安全・安心
2 知的財産をめぐるセキュリティ
3 リスク管理としてのセキュリティ
4 プライバシーのグローバルな認識
5 IoT時代のセキュリティとプライバシー

第5章 インターネットに基づくインフラを設計する
1 社会・産業インフラのスマート化にむけて
2 スマートビル,スマートキャンパス
3 スマートエネルギーシステム
4 IoTによるスマート化の展開
5 インターネット・バイ・デザインの四つの視点<br>
おわりに

著者略歴

著:江崎 浩
江崎 浩
江崎 浩:東京大学大学院情報理工学系研究科教授

ISBN:9784130634564
出版社:東京大学出版会
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2016年06月
発売日:2016年06月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UD