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中公文庫 す3-34

華の碑文

世阿弥元清

著:杉本苑子

紙版

内容紹介

南北朝の激しい抗争の余韻が尾を曳き、不安定な世相が続いた室町時代。
大和猿楽座に生まれた世阿弥は、父・観阿弥が洗練させた能を受け継ぎ、辛苦を重ねて大成させた。
逃れられない“血”の宿命を背負い、「能」とだけ向き合って芸の道を究め、後世に残る真の芸術の粋へ高めた世阿弥の感動の生涯を描く傑作歴史小説。〈解説〉澤田瞳子

著者略歴

著:杉本苑子
杉本苑子
大正十四(一九二五)年、東京に生まれる。昭和二十四年、文化学院文科を卒業。二十七年より吉川英治に師事する。三十八年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。五十三年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、六十一年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成十四年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。そのほかの著書に『埋み火』『竹ノ御所鞠子』『悲華水滸伝』などがある。二十九(二〇一七)年没。

ISBN:9784122075184
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:488ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2024年05月
発売日:2024年05月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ