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中公文庫 さ86-8

うぽっぽ同心十手綴り かじけ鳥

著:坂岡真

紙版

内容紹介

男手ひとつで育てあげた愛娘の綾乃が手許から去ってしまった。溜息を吐く長尾勘兵衛のもとに、失踪した妻・静の消息を知るという女が現れる。勘兵衛はその女を追うが、一足違いで殺されてしまい……。寒さと寂しさが骨身に染みる雪の日は、ひとりぼっちのうぽっぽになにを連れてくるのか――。傑作捕物帳「十手綴り」シリーズ、悲喜交々の最終巻。

著者略歴

著:坂岡真
坂岡真
一九六一年、新潟県生まれ。十一年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。「鬼役」「鬼役伝」「はぐれ又兵衛例繰控」シリーズで第十一回日本歴史時代作家協会賞「シリーズ賞」を受賞。その他のシリーズに「帳尻屋始末」「帳尻屋仕置」「照れ降れ長屋風聞帖」「死ぬがよく候」「人情江戸飛脚」などがある。

ISBN:9784122074668
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:320ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ