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中公文庫 は54-5

掌の読書会 柚木麻子と読む 林芙美子

著:林芙美子
編:柚木麻子

紙版

内容紹介

私はこの「ふてぶてしさ」に何度も元気づけられてきた――。筋金入りの「おフミさん」ファンを自認する作家・柚木麻子が、

数多く残された短編から一二編をセレクトし、語る。自分で稼ぎ、自分の足で歩く女たちの魅力あふれる短篇集。〈解説〉今川英子

著者略歴

著:林芙美子
林芙美子
一九〇三(明治三十六)年、福岡県門司市生まれ。幼少より両親とともに、行商の生活を重ねて九州一円を転々とし、後に広島県尾道市に落ち着く。高等女学校在学中から文才を示し、卒業後上京して多数の作品を発表する。三〇年手塚緑敏と結婚、同年『放浪記』がベストセラーとなる。日中戦争が勃発した三七年以降、女流の従軍作家として活躍した。終戦後、文学的生涯の頂点を迎え、『松葉牡丹』『浮雲』などの秀作を残した。五一(昭和二十六)年没。『泣虫小僧』『牡蠣』『うず潮』『巴里の日記』ほか著作多数。
編:柚木麻子
柚木麻子 一九八一(昭和五六)年、東京生まれ。二〇〇八年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、一〇年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。一五年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。ほかの作品に『私にふさわしいホテル』『ランチのアッコちゃん』『伊藤くん A to E』『本屋さんのダイアナ』『マジカルグランマ』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』、エッセイ『とりあえずお湯わかせ』などがある。

ISBN:9784122073678
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:344ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ