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中公文庫 い132-5

囚われの山

著:伊東潤

紙版

内容紹介

世界登山史上最大級の遭難――一九〇二年の八甲田雪中行軍遭難事件。一九九人もの犠牲者をだした痛ましきこの大事件に、歴史雑誌編集者の男が疑問を抱いた。鍵を握るのは、一二〇年前の白い闇に消えてしまった、ひとりの兵士。男は取り憑かれたように、八甲田へ向かうのだが……。未曽有の大惨事を題材に挑んだ長篇ミステリー。〈解説〉長南政義

著者略歴

著:伊東潤
伊東潤
一九六〇年、横浜市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。外資系企業に勤務後、経営コンサルタントを経て二〇〇七年、『武田家滅亡』でデビュー。『国を蹴った男』で第三十四回吉川英治文学新人賞を、『巨鯨の海』で第四回山田風太郎賞を受賞。そのほか文学賞多数受賞。近著に『一睡の夢 家康と淀殿』がある。

ISBN:9784122073623
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:464ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2023年05月
発売日:2023年05月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ