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中公文庫

ピース

新装版

著:樋口 有介

紙版

内容紹介

埼玉の山中で起きた連続バラバラ殺人事件。最初の被害者は歯科医師。二人目は、元警察官のマスターと寡黙な青年が切り盛りするスナック「ラザロ」のピアニスト。捜査は難航し、とうとう三人目の犠牲者が。「犯人は何でわざわざ、こんな面倒なことをするのかねえ……」ベテラン刑事が気づいた、遺体の特徴――それが悲劇の断片(ピース)だった。旧版を加筆修正し、新たにあとがきを収録した新装版。<解説>郷原宏

著者略歴

著:樋口 有介
樋口有介

一九五〇年、群馬県前橋市生まれ。八八年に『ぼくと、ぼくらの夏』で第六回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞。次作『風少女』が直木賞候補となる。主な著書に『彼女はたぶん魔法を使う』にはじまる〈柚木草平シリーズ〉、『猿の悲しみ』『遠い国からきた少年』の〈風町サエシリーズ〉、時代小説『船宿たき川捕物暦』のほか、『金魚鉢の夏』『風景を見る犬』『あなたの隣にいる孤独』『礼儀正しい空き巣の死』などがある。

ISBN:9784122071018
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:368ページ
定価:760円(本体)
発行年月日:2021年08月
発売日:2021年08月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ