内容紹介
ロンドンの古書店に勤める男性と、ニューヨーク在住の女性脚本家。大戦後間もない一九四九年から、本の購入を介して二十年にわたり交わされた手紙には、書物へのつきぬ愛着と、率直な友情が綴られていた。発表されるや世界中の読書家を魅了した、心あたたまる書簡集。後日譚を描いたエッセイ「その後」を収録した増補版。〈解説〉辻山良雄
著者略歴
編著:ヘレーン・ハンフ
一九一六年、アメリカ、フィラデルフィア生まれ。テレビドラマのためのシナリオ執筆に勤しんだ後、雑誌や書籍で活躍。本作発表後一躍注目を集め、その名を高めた。一九九七年、死去。
訳:江藤 淳
一九三二(昭和七)年、東京生まれ。文芸評論家。慶應義塾大学文学部英文科卒業。五六年刊行の『夏目漱石』で新鋭批評家として一躍脚光を浴びる。六九年末から約九年にわたり毎日新聞の文芸時評を担当。主な著書に『決定版 夏目漱石』『漱石とその時代』(菊池寛賞、野間文芸賞)『小林秀雄』(新潮社文学賞)『一族再会』『成熟と喪失』など。九九(平成一一)年、死去。
ISBN:9784122070257
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:248ページ
。定価:820円(本体)
。発行年月日:2021年04月
。発売日:2021年04月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP。