内容紹介
髪を下ろした松姫は信松尼と名を改め、一族の菩提を弔いながら後半生を送り、やがて将軍家の若君の出生に立ち会う。傑作歴史長編。〈解説〉三角美冬
著者略歴
著:中村 彰彦
中村彰彦
1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。87年に『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。91年より執筆活動に専念し、93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。また2015年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞。小説に『鬼官兵衛烈風録』『名君の碑』『戦国はるかなれど』、評伝・歴史エッセイに『保科正之』『なぜ会津は希代の雄藩になったか』『幕末史かく流れゆく』など多数。
ISBN:9784122069268
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:288ページ
。定価:860円(本体)
。発行年月日:2020年08月
。発売日:2020年08月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。