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中公文庫

R帝国

著:中村 文則

紙版

内容紹介

「朝、目が覚めると戦争が始まっていた」


キノベス!2018第1位、アメトーーク!「読書芸人」で紹介

読売新聞、毎日新聞など各紙誌で賞賛の声!

全体主義の恐怖を描く傑作、待望の文庫化。


近未来の島国・R帝国。人々は人工知能搭載型携帯電話・HP(ヒューマン・フォン)の画面を常に見ながら生活している。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。だが何かがおかしい。国家を支配する絶対的な存在”党”と、謎の組織「L」。この国の運命の先にあるのは、幸福か絶望か。やがて物語は世界の「真実」にたどり着く。

著者略歴

著:中村 文則
中村文則

一九七七年、愛知県生まれ。二〇〇二年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。〇四年『遮光』で野間文芸新人賞、〇五年『土の中の子供』で芥川賞、一〇年『掏摸 スリ』で大江健三郎賞を受賞。『掏摸 スリ』の英訳が米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの二〇一二年年間ベスト10小説に選ばれる。一四年、アメリカでデイビッド・グディス賞を受賞。一六年『私の消滅』でドゥマゴ文学賞受賞。他の著書に『教団X』『その先の道に消える』エッセイ集『自由思考』などがある。

ISBN:9784122068834
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:384ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ