内容紹介
極限の孤絶状態に陥り、
酷寒の迷宮に足を踏み入れた私の行く手に
待ち受けるものは――
最初の1ページを読み始めたら、決して後戻りはできない。
予断を揺るがし、世界の行く末を見透かす、
強靱なサバイバルの物語。
この危機は、人類の未来図なのか。
村上春樹が紹介した英国発の話題作、いよいよ文庫化。
著者略歴
著:マーセル・セロー
マーセル・セロー
一九六八年ウガンダに生まれ、英国で育つ。ケンブリッジ大学で英文学を、イエール大学でソヴィエト、東欧の国際関係を研究。環境問題から日本の「わびさび」まで、多様なテーマのドキュメンタリー番組制作に携わるほか、二〇〇二年に発表した小説 The Paper Chase でサマセット・モーム賞を受賞。本書『極北』は全米図書賞及びアーサー・C・クラーク賞の最終候補となり、「主要な文学賞が見過ごしている格別に優れた作品」に贈られるフランスのリナペルスュ賞を受賞している。その他の作品に Strange Bodies などがある。
ISBN:9784122068292
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:416ページ
。定価:860円(本体)
。発行年月日:2020年01月
。発売日:2020年01月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。