内容紹介
満洲北部の孫呉に応召した安木加介。このダメな陸軍二等兵の眼を通して軍隊の生態をユーモラスに描きだした代表作「遁走」。「銃」「美しい瞳」「鶏と豪蔵」ほか短篇五編を含む著者初の戦争小説集。巻末に開高健との対談「戦争文学と暴力をめぐって」を併録する。解説・開高 健
著者略歴
著:安岡 章太郎
一九二〇(大正九)年、高知市生れ。慶應義塾大学在学中に入営、結核を患う。五三年「陰気な愉しみ」「悪い仲間」で芥川賞受賞。吉行淳之介、遠藤周作らとともに「第三の新人」と目された。五九年『海辺の光景』で芸術選奨文部大臣賞・野間文芸賞、八一年『流離譚』で日本文学大賞、九一年「伯父の墓地」で川端康成賞を受賞。二〇一三(平成二五)年没。
ISBN:9784122065963
。出版社:中央公論新社
。判型:文庫
。ページ数:352ページ
。定価:1000円(本体)
。発行年月日:2018年06月
。発売日:2018年06月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。