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中公新書

茶の世界史

改版

緑茶の文化と紅茶の世界

著:角山 栄

紙版

内容紹介

十六世紀に日本を訪れたヨーロッパ人は茶の湯の文化に深い憧憬を抱いた。茶に魅せられ茶を求めることから、ヨーロッパの近代史は始まる。なかでもイギリスは独特の紅茶文化を創りあげ、茶と綿布を促進剤として伸長した資本主義は、やがて東洋の門戸を叩く。突如世界市場に放り出された日本の輸出品「茶」は、商品としてはもはや敗勢明らかだった。読者がいま手に茶碗をお持ちなら、その中身は世界史を動かしたのである。

著者略歴

著:角山 栄
1921年(大正10年),大阪市生まれ.1945年,京都大学経済学部卒業.和歌山大学経済学部教授を経て,同大学名誉教授.和歌山大学学長,堺市博物館長を歴任.2014年10月逝去.

ISBN:9784121805966
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:760円(本体)
発行年月日:2017年11月
発売日:2017年11月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TVK