中公新書ラクレ 769
理想の国へ
歴史の転換期をめぐって
著:大澤 真幸
著:平野 啓一郎
紙版
内容紹介
コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻……人類史レヴェルの危機に直面し、私たちは正念場を迎えている。今こそどんな未来を選び取るのかが問われているのだ。この歴史の転換期にあたり、天皇論や三島由紀夫論など対話を重ねてきた二人の知性が、新たな日本のアイデンティティを模索した。蔓延する「日本スゴイ」論を、鍛え抜かれた言葉と思索の力で徹底検証。将来世代のことを視野に入れ、環境、ジェンダー、平和など、あくまで理想を追求し続けるために我々は何をなすべきか、国を愛するとはどういうことかをラディカルに問うた「憂国」の書。
なお本書の元となった対話は、平成の天皇(現・上皇)が退位を宣言した後の二〇一九年一月、コロナ禍中の二〇二〇年八月および二〇二一年三月、そしてロシアのウクライナ侵攻最中の二〇二二年四月に行われた。
ISBN:9784121507693
。出版社:中央公論新社
。判型:新書
。ページ数:240ページ
。定価:920円(本体)
。発行年月日:2022年07月
。発売日:2022年07月07日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。