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中公新書ラクレ

街間格差

オリンピック後に輝く街、くすむ街

著:牧野 知弘

紙版

内容紹介

再開発や新駅設置、湾岸部のインフラ整備など変化の激しい東京23区。「五輪がターニングポイント」と言われるも、その時を待たず「どの街に住むか」で住民が得るメリット・デメリットが大きくなり始めた。今回、街や不動産の趨勢をテーマにしたヒット本を多く手がけた牧野氏が、五輪後に起こる変化を大予想。輝く街とくすむ街を浮かびあがらせる。いわく「働き方改革」に象徴されるライフスタイル激変と続発する相続問題に伴い、住まい探しの絶対的価値基準「沿線ブランド」「駅まで○分」が崩壊。特定の街の「拠点化」が進む先に「街間格差」が表出するという。それが明確化するのが五輪前後で、その動きは既に「住みたい街ランキング」へ現れ始めたと指摘する。ブランド住宅街、湾岸タワマン街、団地、観光地……。
東京で生きるなら、やってくる「街間格差」に備えよ!

著者略歴

著:牧野 知弘
牧野知弘

1959年生まれ。オラガ総研株式会社代表取締役。東京大学経済学部卒業。第一勧業銀行(現:みずほ銀行)、ボストンコンサルティンググループを経て、89年三井不動産入社。数多くの不動産買収、開発、証券化業務を手がけたのち、三井不動産ホテルマネジメントに出向し、ホテルリノベーション、経営企画、収益分析、コスト削減、新規開発業務に従事する。2006年日本コマーシャル投資法人執行役員に就任しJ-REIT(不動産投資信託)市場に上場。09年株式会社オフィス・牧野設立およびオラガHSC株式会社を設立、代表取締役に就任。15年オラガ総研株式会社設立、以降現職。著書に『なぜ、街の不動産屋はつぶれないのか』『空き家問題』『民泊ビジネス』(いずれも祥伝社新書)『老いる東京、甦る地方』(PHPビジネス新書)『こんな街に「家」を買ってはいけない』(角川新書)『2020年マンション大崩壊』『2040年全ビジネスモデル消滅』(ともに文春新書)など。テレビ、新聞などメディア出演多数。

ISBN:9784121506436
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:272ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2019年01月
発売日:2019年01月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF