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中公新書ラクレ

未来の呪縛

日本は人口減から脱出できるか

著:河合 雅司

紙版

内容紹介

人口減少が止まらない日本。少子化は加速し、国家として維持できないほど激減するとの未来予測まである。政府・安倍首相も「出生率1.8」を目指す少子化対策を最重視の方針とした。少子化の背景には、未婚や晩婚化、若者の価値観の変化などが言われる。
本書では、明治から現在までの日本の歴史を「人口の観点」から顧みて分析、なぜ、ここまで惨状を招くことになったのかを探った。その一つには戦後、日本の封じ込めを狙うGHQの戦略に人口増加を抑えるという「人口戦」があったことを突き止めた。少子化は文明の成熟だけが要因でなく、いわば戦略的、人為的に引き起こされていたのである。今後の人口減少問題、少子化問題を分析し、日本の将来はどうすればいいかを提言する。話題の『未来の年表』の関連補足版としての一冊。

著者略歴

著:河合 雅司
1963年名古屋市生まれ。中央大学卒業。産経新聞論説委員。大正大学客員教授。専門は人口政策、社会保障政策。2014年「ファイザー医学記事賞」大賞受賞。『未来の年表』(講談社現代新書)、『日本の少子化百年の迷走』(新潮選書)などがある。

ISBN:9784121506177
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:230ページ
定価:780円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KC