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中公新書 2765

浄土思想

釈尊から法然、現代へ

著:岩田文昭

紙版

内容紹介

仏の国土である浄土に往生し、悟りをえて成仏を目指す浄土教。浄土宗、浄土真宗、時宗などが属し、現在信者数が最も多い。なぜこれだけ多くの信仰を集めたのか。本書は、物語の力に教えの広がりの源泉を見る。衆生を救うため誓いをたて阿弥陀仏になった法蔵菩薩の「法蔵説話」、家庭不和を主題とする「王舎城の悲劇」など経典に書かれた物語、法然や親鸞ら宗派の祖師伝を読み解きながら、その思想の本質に迫る。

著者略歴

著:岩田文昭
岩田文昭
1958年生まれ.京都大学文学部哲学科(宗教学)卒業.同大学大学院文学研究科博士課程満期退学.1986-87年ルーヴァン大学高等哲学研究所留学.京都大学博士(文学).専攻は宗教学・哲学.現在,大阪教育大学教授.著書に『フランス・スピリチュアリスムの宗教哲学』(創文社,2000年),『近代仏教と青年』(岩波書店,2014年)などがある.

ISBN:9784121027658
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:840円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB