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中公新書 2763

「利他」の生物学

適者生存を超える進化のドラマ

著:鈴木正彦
著:末光隆志

紙版

内容紹介

生物の進化のメカニズムは、自然淘汰のなかで自らが生き残り、子孫を残して遺伝子をつなぐという「利己的」な動機に基づいて説明されることが多い。だとすれば、多くの種で観察される「利他的」な行動は、どのように説明すればよいのだろうか? 本書は、植物学者と動物学者がタッグを組み、その謎の答えに迫る。カギとなるのは「共生」という戦略である。互いの強みを融合し、欠点を補い合いながら自然淘汰に打ち克った生物たちのドラマをお届けする。

著者略歴

著:鈴木正彦
鈴木正彦
1948年神奈川県生まれ. 植物学者. 1977年, 東京大学大学院理系研究科植物学専攻博士課程修了. 三菱化成総合研究所・植物工学研究所研究員, 青森県農林水産部理事, 農林総合研究センター・グリーンバイオセンター所長, 北海道大学教授を歴任. 著書『植物の分子育種学』(編著, 講談社, 2011), 『植物はなぜ花を咲かすのか』(農文協, 2004), 『花・ふしぎ発見』(ブルーバックス, 1994), 『植物バイオの魔法』(ブルーバックス, 1990)ほか
著:末光隆志
末光隆志 1948年大阪府生まれ. 動物学者. 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了. 埼玉大学教授を経て, 同名誉教授. 著書『動物の事典』(編著, 朝倉書店, 2020), 『生物の事典』(編著, 朝倉書店, 2010)ほか

ISBN:9784121027634
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2023年07月
発売日:2023年07月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSAF