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中公新書 2743

入門 開発経済学

グローバルな貧困削減と途上国が起こすイノベーション

著:山形辰史

紙版

内容紹介

21世紀に入った今でも世界は悲惨さに満ちている。飢餓、感染症、紛争などに留まらず、教育、児童労働、女性の社会参加、環境危機など、問題は枚挙にいとまがない。開発途上国への支援は、わたしたちにとって重要な使命である。一方で途上国自身にも、ITを用いた技術による生活水準の向上など、新たな動きが生まれつつある。当事者は何を求めているのか、どうすればそれを達成できるのか、効果的な支援とは何か――これらを解決しようと努めるのが、開発経済学である。その理論と現状を紹介し、国際協力のあり方、今こそ必要な理念について提言する。

著者略歴

著:山形辰史
山形辰史
1963年,岩手県生まれ.1986年慶應義塾大学経済学部卒業.1988年,同大学大学院経済学研究科修了.アジア経済研究所開発スクール教授・事務局長などを経て,現在,立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授.
著書『開発経済学――貧困削減へのアプローチ 増補改訂版』(共著,日本評論社,2017),『テキストブック開発経済学 第3版』(共編,有斐閣,2015),『やさしい開発経済学』(編,アジア経済研究所,1998),『私たちが国際協力する理由――人道と国益の向こう側』(共著,日本評論社,2019),『国際協力の現場から――開発にたずさわる若き専門家たち』(共編,岩波ジュニア新書,2007),『国際協力ってなんだろう――現場に生きる開発経済学』(共編著,岩波ジュニア新書,2010)等.

ISBN:9784121027436
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:288ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCL