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中公新書 2697

戦後日本の安全保障

日米同盟、憲法9条からNSCまで

著:千々和 泰明

紙版

内容紹介

中国の台頭とアメリカの後退という流れのなか、日本が安全保障で果たすべき責任は重くなっている。しかし日本では憲法第9条を筆頭に、出来上がったしくみを変えるのが容易ではない。何が問題なのか。日米安保条約、憲法第9条、防衛大綱、ガイドライン、NSC(国家安全保障会議)という五大トピックをとりあげ、戦後日本の安全保障の全貌に迫る。現実から遊離しがちな議論を乗り越え、リアルに安全保障を考えるために。

著者略歴

著:千々和 泰明
千々和泰明

1978年生まれ。福岡県出身。2001年、広島大学法学部卒業。07年、大阪大学大学院国際公共政策研究科博士課程修了。博士(国際公共政策)。ジョージ・ワシントン大学アジア研究センター留学、京都大学大学院法学研究科COE研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)、防衛省防衛研究所教官、内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付主査などを経て、13年より防衛省防衛研究所主任研究官。この間、コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。国際安全保障学会理事。著書に『大使たちの戦後日米関係』(ミネルヴァ書房、2012年)、『変わりゆく内閣安全保障機構』(原書房、2015年)、『安全保障と防衛力の戦後史 1971~2010』(千倉書房、2021年、第7回日本防衛学会猪木正道賞正賞)、『戦争はいかに終結したか』(中公新書、2021年)。

ISBN:9784121026972
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:296ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JW