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中公新書 2602

韓国社会の現在

超少子化、貧困・孤立化、デジタル化

著:春木 育美

紙版

内容紹介

者の就業率、私教育費、男女の賃金格差など先進国の中で、”最悪”の数値を示す韓国。「圧縮した近代」の結果、特に1を切った出生率、60%が無年金者という高齢者の貧困率・自殺率は世界で最も深刻である。他方で問題解決のため大胆な政策が即座に行われ、デジタル化などは最先端を行く。本書は、少子高齢化、貧困・孤立化、デジタル化、教育、ジェンダーをテーマに、深刻化した現状と打開への試行錯誤を描く。韓国の苦悩は日本の近未来でもある。

著者略歴

著:春木 育美
春木育美

1967(昭和42)年東京都生まれ.韓国延世大学大学院修士課程修了,同志社大学大学院社会学研究科博士課程修了(博士・社会学).東洋英和女学院大学准教授,東京大学非常勤講師,米国アメリカン大学客員研究員などを経て,早稲田大学韓国学研究所招聘研究員,(公財)日韓文化交流基金執行理事.著書に『現代韓国と女性』(新幹社,2006年),編著『現代韓国の家族政策』(行路社,2010年),『韓国の少子高齢化と格差社会』(慶應義塾大学出版会,2011年).共著『知りたくなる韓国』(有斐閣,2019年)他多数

ISBN:9784121026026
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2020年08月
発売日:2020年08月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB