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中公新書

日本型資本主義

その精神の源

著:寺西 重郎

紙版

内容紹介

長期にわたって停滞を続ける日本経済。産業革命を経験することなく短期間で高度経済成長を実現したにもかかわらず、混迷から抜け出せないのはなぜか。本書ではその解明のために歴史を繙き、経済システムを支える日本人の「資本主義の精神」を探究。強欲な金儲け主義への嫌悪感、ものづくりや品質の重視、個人主義ではなく集団行動の重視など、欧米はもとより、中国・韓国など東アジア諸国とも異なる特質を明らかにし、現代日本のシステム改革への道筋を示す。

著者略歴

著:寺西 重郎
一橋大学名誉教授。1942年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。一橋大学経済研究所教授・所長、同大学副学長などを歴任。紫綬褒章受章、日本学士院賞受賞。著書に『日本の経済発展と金融』(日経・経済図書文化賞、エコノミスト賞、大平正芳記念賞特別賞)、『工業化と金融システム』『経済開発と途上国債務』『日本の経済システム』『戦前期日本の金融システム』『経済行動と宗教』『歴史としての大衆消費社会』などがある。

ISBN:9784121025029
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:288ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2018年08月
発売日:2018年08月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ