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中公新書

横山大観

近代と対峙した日本画の巨人

著:古田 亮

紙版

内容紹介

横山大観は明治元年(1868)に生まれた日本画最大の巨人である。東京美術学校の第一期生として入学し、岡倉天心に師事した。大観はその後、明治日本が推し進めた近代化や、日清・日露戦争の勝利、太平洋戦争への邁進と敗北を目の当たりにするが、こうした時代のうねりは彼の画業と軌を一にしている。本書は、昭和33年(1958)に満90歳で没した大観の生涯と画業を、もう一つの日本近代史として描くものである。

著者略歴

著:古田 亮
1964年東京都生まれ。93年東京国立博物館研究員。98年東京国立近代美術館(2001年より主任研究官)を経て、06年に東京藝術大学美術館助教授に就任、現在准教授。専門は近代日本美術史。04年「琳派 RIMPA」展、06年「揺らぐ近代」展、07年「横山大観」展など多くの企画展を担当する。著書に『狩野芳崖・高橋由一』(ミネルヴァ書房)、『俵屋宗達』(平凡社新書,第32回サントリー学芸賞)『高橋由一』(中公新書)がある。

ISBN:9784121024787
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2018年03月
発売日:2018年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ