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中公新書

〈どんでん返し〉の科学史

蘇る錬金術、天動説、自然発生説

著:小山 慶太

紙版

内容紹介

鉄や水銀などのありふれた金属から金銀を作り出そうとしたのが錬金術で、ニュートンですら錬金術にとりつかれていた。19世紀に元素の概念が普及すると、錬金術は荒唐無稽なものとして退けられていったが、20世紀、ラザフォードが「新しい錬金術」と称した物理学の進展によって、いまでは自在に新元素を創れるようになった。天動説、自然発生説など、否定され、再復活するトピックに注目して描かれる、もう一つの科学史。

著者略歴

著:小山 慶太
1948年生、1971年早稲田大学理工学部卒業。早稲田大学オープン教育センター所長などを経て、現在、早稲田大学社会科学部教授。専攻・科学史。著書「漱石が見た物理学」「道楽科学者列伝」「科学史年表(増補版)」「犬と人の文学誌」「寺田寅彦」「科学史人物事典」「入門現代物理学」(中公新書)、「神さまはサイコロ遊びをしたか」「漱石とあたたかな科学」(講談社学術文庫)、「肖像画の中の科学者」(文春新書)、「ケンブリッジの天才科学者たち」(新潮選書)、「決定版 心をそだてる科学のおはなし人物伝101」(講談社)他多数

ISBN:9784121024763
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2018年02月
発売日:2018年02月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PDX