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単行本

田辺聖子のエッセイ 女のイイ顔

著:田辺聖子

紙版

内容紹介

――ええ顔になってる。うまいトシのとりかたをしてる……いいなあ。いい顔になったなあ。

恋に仕事に趣味に家事に。結婚に妊活に介護に終活に……。
いつだって忙しく悩みはつきない。そんな女性の人生を、「まいにちバラ色」がモットーの著者が、あたたかく見つめたエッセイを精選。
肩の力を抜いて、みんなが「イイ顔」になりますように。
楽しく生きるヒントに満ちたアンソロジー。
巻末エッセイ:佐藤愛子「お聖さんの幸福」

【目次】
Ⅰ 女のイイ顔
とりあえずお昼/キラキラ生きる?/バラ色の人生/可愛い女からいい女へ/女のイイ顔/マンガになる顔/神戸の女性たち/幸福について―新聞スクラップ帳から①/私、これが好き―新聞スクラップ帳から②/女の自然

Ⅱ 結婚は楽し
恋愛の性・結婚の性/別れも楽し/おすすめ三十代結婚/「へーえ」の銀婚/

Ⅲ 老いてなおバラ色
老いる/オバンの夢/熟年と出家/「とんだりはねたり」と老いの花/「ヨタ」に生きる/乗り換えの多い旅/老いの現場報告/そのときはそのとき/九十年ひとむかし/万夫みな可憐―わが〈おっちゃん〉を見送るの記

Ⅳ 独りも楽し
また、可/……(テンテン)/日本の後家/独楽/彼の口癖

Ⅴ 我が頭なでてやる
書くことに捧げた私の「夢見子」人生/人生の贈りもの/我が頭なでてやる―幸せのヒント

著者略歴

著:田辺聖子
田辺聖子
1928年、大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。63年、『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で芥川賞を受賞、88年、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』で女流文学賞、93年、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年、菊池寛賞を受賞。98年、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞と読売文学賞を受賞。2008年、文化勲章受章。大阪弁で軽妙に綴る現代小説の他に、古典文学の紹介、評伝小説など、著書多数。19年6月死去。

ISBN:9784120056079
出版社:中央公論新社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2022年12月
発売日:2022年12月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ