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小学館新書

竹と樹のマンガ文化論

著:内田 樹
著:竹宮 惠子

紙版

内容紹介

内田樹×竹宮惠子の目ウロコ初対談

内田樹と竹宮惠子の初対談。日本のマンガはなぜグローバルになったのか?よくある質問だが、誰も言わないことを言う内田樹と、少女マンガの常識を打ち破ってきた竹宮惠子は、思いがけない理由を次々とあげる。核心になるのは「
オープンソース」。マンガは描き手が次々生み出す手法をコンピュータのOSのように公開し、誰が使ってもいい許容の中で成長してきたからすたれない、と言う。
ふたりは共に1950年生まれ。戦後マンガの黄金時代の始まりと成長期がぴったり重なった世代で、人生が変わるくらい大きな影響を受けた。マンガ家とヘビー・リーダーに分かれたが、共に大学教授になるなど、じつは共通点が多い。奥深いマンガ界に迫る「竹と樹の詩」ならぬ「竹と樹のマンガ論」。

【編集担当からのおすすめ情報】
ウチダ先生曰く「この対談で竹宮先生の教育理念と大学のマンガ教育の
ありようを絶賛しちゃったのがきっかけで(2015年4月から)京都精華大学に
客員教授で赴任することになった記念すべき一冊であります」。
意気投合のプロセスを、ぜひ読んで確かめてください!

目次

第1章 急激な「発展力」の秘密
第2章 発明を上書きする「集合知の力」
第3章 読者をわしづかみにする「作品力」
第4章 マンガ家の不屈の「精神力」
第5章 複雑で深い描写のための「表現力」
第6章 何でもマンガで学べてしまう「教育力」
第7章 日本人特有の「マンガ脳の力」

ISBN:9784098252220
出版社:小学館
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:740円(本体)
発行年月日:2014年12月
発売日:2014年12月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA