出版社を探す

小学館101新書

オリオン座はすでに消えている?

著:縣 秀彦

紙版

内容紹介

ベテルギウスの超新星爆発が迫る!?

冬の夜空を彩る人気星座「オリオン座」。その中でもひときわ目立つ1等星「ベテルギウス」は太陽の1000倍の直径を持つ巨大な恒星だが、星としての寿命を迎えた「赤色超巨星」という状態になっており、すでに「超新星爆発」を起こしている可能性もある。地球から約640光年という、宇宙の中では近い位置にあり、640年前に爆発していれば、今この瞬間にも爆発の様子が見られる可能性があるのだ。ベテルギウスが爆発すると、満月の100倍のまぶしさで輝き、昼間でも肉眼ではっきり確認できる。この状態が3か月ほど続き、その後は次第に暗くなっていき、4年後には肉眼では見えなくなってしまう。オリオン座は右肩を失ってしまうのである。これほど近い距離での超新星爆発は、これまでわからなかった宇宙の仕組みの解明にもつながると、世界中の天文学者がかたずをのんで見守っている。超新星爆発とは何か、爆発の観測で何がわかるのか、人間に害はないのか、爆発した後はどうなるのか…。最新の研究結果から、超新星爆発にまつわる様々な宇宙の謎をわかりやすく解き明かす。

【編集担当からのおすすめ情報】
ベテルギウスの超新星爆発が起これば、2012年5月の金環日食をはるかに凌ぐ稀代の天文ショーになると予測されています。この超新星爆発の詳しい説明はもとより、宇宙の仕組みや日本の宇宙観測技術の素晴らしさなどを、著者が最新の研究結果をもとに解説します。

ISBN:9784098251520
出版社:小学館
判型:新書
ページ数:226ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2012年12月
発売日:2012年12月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PGK