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小学館101新書

「中国の正体」を暴く

アメリカが威信をかける「赤い脅威研究」の現場から

著:古森 義久

紙版

内容紹介

それはかつてのソ連研究を凌ぐ

「サイバー攻撃に関する限りもう米中戦争は始まりました」。
アメリカのシンクタンク、ヘリテージ財団のディーン・チェン氏がこう警鐘を鳴らす。
就航した中国初の空母、完成目前と伝えられるステルス戦闘機、尖閣諸島や南シナ海を脅かす海洋覇権、そしてサイバー攻撃。近年、中国の軍拡がハードとソフト両面で、急激に加速している。そして、その増大する「赤い脅威」の研究にいま総力をあげているのが、世界最強の軍事力を誇るアメリカだ。国中からベストアンドブライテストが集結し、冷戦時代の対ソ連をも凌駕する密度と深度で研究が行なわれている。謎のベールに包まれた中国の軍事力と戦略。そのトップシークレットを暴く最前線の研究者12人に迫った。

目次

第1部 中国世界制覇の戦略
第1章 アメリカが自覚した「中国の標的」
第2章 核戦略――「先制不使用」宣言は真っ赤な嘘
第3章 宇宙戦略――戦争は大気圏外で始まっている
第4章 海洋戦略――危惧される「永遠の摩擦」
第5章 サイバー攻撃――米戦略司令部に大量攻撃!
第2部 軍拡の野望
第6章 陸軍力――世界最大の兵力
第7章 海軍力――台湾有事を超えた海洋覇権
第8章 空軍力――世界第2位の空軍大国
第9章 ミサイル戦略――準中距離・中距離ミサイルが大増強!
第3部 米中戦わば
第10章 台湾攻略――崩れた台中バランス
第11章 対日戦略――独特の不信と反発
第12章 米中戦わば――覇権への野望

ISBN:9784098251247
出版社:小学館
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2012年02月
発売日:2012年02月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JW