小学館101ビジュアル新書
英国王7人が名画に秘めた物語
ロイヤル・コレクション500年の歴史
著:ライト 裕子
紙版
内容紹介
巨大名画コレクションを築いた王たちの物語
2012年に在位60周年を迎えた英国女王エリザベス2世が、世界有数の名画コレクションである「ロイヤル・コレクション」の所有者であることは、意外と知られていません。
フェルメール、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、レンブラント、ティツィアーノ、ルーベンス、デューラー、ブリューゲル、カラヴァッジョなど、西洋絵画の巨匠たちによる7,000点以上の油彩画、40,000点以上の素描、150,000点以上にのぼる版画などからなる「ロイヤル・コレクション」は、ロンドンのナショナル・ギャラリーの3倍以上の規模と言われています、そしてそれらの名画の多くは、現在でも、原則として英国王室が所有する数々の城に、当時のままの状態で展示されています。しかも「ロイヤル・コレクション」は、過去の遺産ではなく、いまもまだ成長を続けている現在進行形のコレクションなのです。
本書は、ルネサンス期のヘンリー8世(在位1509~1547)からエリザベス2世(在位1952~)に至るまで、500年余りにわたって「ロイヤル・コレクション」を築き上げてきた、曲者ぞろいの英国王・女王たちと彼らが収集した名画にまつわる歴史物語です。