出版社を探す

ハナンのヒツジが生まれたよ

文:井上 夕香
絵:小林 豊

紙版

内容紹介

ヨルダンの羊飼いの少女ハナンの物語

世界は広い。いろいろな国がある。いろいろな暮らしがある。いろいろな文化のなかで、いろいろな人が、いろんなふうに生きている。これはイスラムのきまりを守り、砂漠のテントで暮らしている、ベドウィンの人たちのお話です。
砂漠に春がやってきました。一年ぶりのめぐみの雨。羊飼いの少女ハナンの家でもヒツジの赤ちゃんが生まれました。
砂漠の夏は、どこもカラカラ。オアシスの泉を求めて、砂漠を移動。やっと水場が見つかって、新しい土地での新しい暮らしが始まります。
そして、イスラム暦の第9月は断食月(ラマダーン)。この1か月は、日の出から日の入りまで、断食をしなければなりません。
ラマダーンが終わると、楽しいイードのお祭り。でも、ハナンには悲しいことが……。ハナンが一生懸命育てたヒツジが、売られてしまうからです。
きびしい自然の中で生きてゆく、ベドウィンの人たちの一年を綴った、雄大な絵本です。


ISBN:9784097275619
出版社:小学館
判型:菊倍判
ページ数:48ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2011年09月
発売日:2011年09月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA