西洋絵画の巨匠
西洋絵画の巨匠 12 ファン・エイク
著:元木 幸一
紙版
内容紹介
15世紀のフランドル(現在のベルギー)で活躍した画家、ファン・エイク。彼の絵画は、そのすみずみにまでユーモアあふれる遊び心といまだに解けない謎に満ちて、見る者を引きつけてやみません。驚くべきほど細密で写実的な描写、さわれそうなほどリアルで繊細な質感、天使のような輝く色彩に満ちた、それはまさに「眼福」の絵画です。ファン・エイクは、レオナルド・ダ・ヴィンチより50年以上も前に絵画の粋を究め、フェルメールより200年以上も前に静謐な光の表現を完成しました。本書は、西洋美術史の黄金時代であるルネサンスにあって、イタリアの画家たちさえも憧れたファン・エイクの、宝石のような絵画世界を網羅した、決定版画集です。