出版社を探す

全集 日本の歴史(全16巻)

全集 日本の歴史 14「いのち」と帝国日本

明治時代中期から一九二〇年代

著:小松 裕

紙版

内容紹介

日清戦争に始まり、10年ごとに繰り返された対外戦争で失われた無数のいのち。帝国日本の発展の陰で犠牲にされたこうした人びとの「生」の実相に徹底的に寄り添うことで、国益や国家目的の名の下に、人びとのいのちに序列をつけ、一方は優遇し一方は抹殺するという、いのちを選別し、管理し、支配し、動員してきた国家の実態をあぶり出す。さらには、この時代の「いのちを生き抜いた」人びとの言葉に耳をかたむけ、具体的には、兵士が見た戦争像や米騒動の実態、アジア諸国の人びととの関係、つまり戦争・デモクラシー・アジアの三つの視角から新たな近代史像を掘り起こし、いのちの基盤が弱まりつつある現在社会を考える手だてとする。

ISBN:9784096221143
出版社:小学館
判型:A5
ページ数:386ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2009年01月
発売日:2009年01月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ