世界美術大全集 東洋編
世界美術大全集 東洋編 16
西アジア
編:田辺 勝美
編:松島 英子
紙版
内容紹介
四大文明の一つ、西アジアに発祥した華麗な美術品の数々が甦る。
現在「中近東」とも呼ばれているイラン、イラク、シリア、トルコを含む西アジアは、今から約5千年前ティグリス・ユーフラテス河沿いにメソポタミア文明が発祥した。多くの民族、王国の盛衰の中でその文明は東西へと伝播した。 空中庭園で有名なバビロン、シュリーマン発掘のトロイの黄金製品、隊商都市パルミラ、ダリウス1世の王宮ペルセポリスなどの遺構から出土した浮彫り、壁画、彫像、黄金・装飾品の数々。ハンムラピ法典碑や粘土板にきざまれた楔形文字が語りかける史料は、西アジアの文明の壮大さをわれわれに訴える。 これまで紹介されることの少なかった西アジアの美術品をカラー口絵299点、挿図349点を掲載し、美術ファンには見逃せない内容です。