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ガガガ文庫

楽園殺し 4

夜と星の林檎

著:呂暇 郁夫
絵:ろるあ

紙版

内容紹介

星をたたえ、暗く冷たく夜は燃える。

かくして林檎は奪われた。

〈血の祭典〉が明け、中央連盟の面々を襲ったのは、第二の衝撃。
シュテルン家当主脅迫事件を受けて、ロロ・リングボルド率いる第一指揮が大規模掃討戦に向けて動き出す。
その裏で独自に行動を開始するのは、第七指揮の粛清官たちだった。

一堂に会するは、完璧を目指す者。贖罪する者。弾劾される者。
義を貫く者。過去に眠る者。復讐者と、殉教者。
そして夢に堕ちた星を掬い上げる、当代の夜。

「リオ。最後に、ひとつだけ教えて」
「あなたが報せをくれなかったのは、わたしのことなんて、とっくに忘れてしまったから?」
「そうだとしたら。わたしも、あなたのことは永遠に忘れるわ……」

月の浮かばぬ、その日の晩に。
たったいちどだけ許された後夜祭に、最後の炎が灯される。

ISBN:9784094531541
出版社:小学館
判型:文庫
ページ数:520ページ
定価:910円(本体)
発行年月日:2023年10月
発売日:2023年10月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ