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ガガガ文庫

あそびの時間

著:本岡 冬成
イラスト:九韻寺51号

紙版

内容紹介

ワンコインは偶然、連コインは必然?

薄暗い店内に、チラつく筐体モニターの光。
青白い光を反射する人の顔と顔。
――そして、歓声。

高校生活3年目。小鳥遊優征(たかなし・ゆうせい)の夏休みは、ゲーセンバイトで始まった。進学するでもなく就職するでもなく、なにも決められずに夏を迎えてしまった彼は、特にゲームに興味があったわけではない。店長である春夏冬(あきない)さんの美しさと、そのコスプレ姿と、サービスクレジットのワンプレイ。それが決め手だった。

このゲーセン《ミッドドリーム》は、店員も客も変わり者ばかりだ。イケメンで店を裏で仕切るキミマロは、ディープなオタク。男嫌いで、気がつくとノートを広げている見雪夜子(みゆき・よるこ)は隠れBL女子。英語のできない金髪女性「傭兵」のドロシーに、職業不詳の壮年「シューター」タカミチ……。

そしてその嵐の夜。
優征は全一プレイヤーの少女・ノラクロに出会った。
初心者の優征はもちろん、常連たちをも手玉に取る彼女の目的は――?

虚実入り交じった、この空間こそが心地いい。これが俺たちの日常。

「第4回小学館ライトノベル大賞」で優秀賞を受賞した本岡冬成。
待望の最新作は、ゲーセンコミュラブストーリー!?

ISBN:9784094513677
出版社:小学館
判型:文庫
ページ数:264ページ
定価:571円(本体)
発行年月日:2012年09月
発売日:2012年09月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ