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小学館文庫

正直な娘

著:唯野 未歩子

紙版

内容紹介

青春小説+恋愛小説の傑作、待望の文庫化。

「世界は変えられないと知ったから、わたしは自分のほうを変えることにした」――タレント志望の栞、ロックファンでイギリス留学を夢見るサチ、仕切り屋で優等生の裕子、ヤンキーではからずも妊娠してしまう矢野、そして精神を病んで転校する萌絵。5人の女ともだちと恋人の岸田くんとの交流。「わたし」の15歳から16歳までの青春を、みずみずしい文体で描いた傑作。絶賛を博した長篇小説、初の文庫化。
<思春期の少女の世界を描いたこの作品の、一人称の語り口は綿菓子のようだ。それはティーンエイジの美しさとともに、危うさを想起させる>(井上荒野さん)
<人生のこの時期だけの、誠実さや狡猾さ、臆病さや陽気さ。冒頭を読んだだけで私は嬉しくなってしまった。ああ、健気で厄介な女の子たち!>(江國香織さん)



【編集担当からのおすすめ情報】
<絶望感と甘酸っぱさと>と題した井上荒野さんの解説も読みどころです。

ISBN:9784094086881
出版社:小学館
判型:文庫
ページ数:256ページ
定価:533円(本体)
発行年月日:2012年02月
発売日:2012年02月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ