出版社を探す

小学館文庫

草枕

著:夏目 漱石

紙版

内容紹介

本書が『神様のカルテ』を生んだ―夏川草介

“この小説が、(シリーズ100万部のベストセラー)『神様のカルテ』を生んだ。
――夏川草介
山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
俗世から離れようと、旅をする画工は、山中の温泉宿に滞在し、那美という女に出会う。出戻りである那美は美しいが、少しエキセントリックなところもある。
画工は、那美に「自分の画を描いてください」と頼まれるが、なかなか気持ちが進まない。那美の従兄弟である久一が満州戦線に徴集されることになり、画工は彼女とともに駅へ見送りに行く。その際の一瞬に見入った画工は、彼女を画にすることができるよう思い始める。
言葉そのものの魅力に満ち溢れた、漱石文学の最高峰!

【編集担当からのおすすめ情報】
『神様のカルテ』に大きな影響を与えた名作中の名作です!
特別解説は夏川草介氏(『神様のカルテ』著者)が担当。
(「解説にかえて―『草枕』から漱石の世界へ―)収録!
カバーイラストは、『神様のカルテ』と同じく、
人気イラストレーターのカスヤナガト氏が担当!
分かりやすい新注釈付きでおくる、
読みやすくて親しみやすい、新しい『草枕』の誕生です。

ISBN:9784094086270
出版社:小学館
判型:文庫
ページ数:240ページ
定価:476円(本体)
発行年月日:2011年07月
発売日:2011年07月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ