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小学館文庫

池袋通り魔との往復書簡

著:青沼 陽一郎

紙版

内容紹介

留置所から届いた25通が象徴する「現代人の危うい自我」

「造田博教」を作りました」1999年9月8日、白昼の池袋で、包丁と金槌を手に、突如通行人に襲いかかり二人の女性の命を奪った《通り魔殺人犯》造田博は、逮捕後、友人にあてた手紙にそう書き記した。裁判を通じてほとんど何も語ろうとしなかった《通り魔》が、幾千万の言葉を費やして語ろうとする「造田博教」とは一体何なのか。オウム事件以降、「大阪池田小学校児童惨殺事件」へと続く、身勝手な無差別殺人事件の連鎖。《通り魔》から届いた二十五通の手紙をもとに、その背景にある現代の社会病理に迫る。 解説・佐木隆三

ISBN:9784094026962
出版社:小学館
判型:文庫
ページ数:256ページ
定価:533円(本体)
発行年月日:2002年05月
発売日:2002年04月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF