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転生

満州国皇帝・愛新覚羅家と天皇家の昭和

著:牧 久

紙版

内容紹介

もうひとつの昭和を描く超弩級歴史大作

――歴史に「IF」はない。しかし、戦争が終わったあのとき満州国皇帝・溥儀が日本に亡命していたら…。
作家・浅田次郎の「蒼穹の昴」の時間と空間を舞台に、清朝のラストエンペラー・愛新覚羅溥儀と溥傑兄弟の数奇な運命を余すことなく辿る完全版評伝。
関東軍により担がれて満州国初代皇帝となり、戦後はソ連に抑留後、戦犯として中国へ送還、中国共産党の熾烈な文革の嵐にさらされた溥儀。一方、日本人の妻を生涯愛し、終戦直後に生き別れとなるものの、のち奇跡の再会を果たした弟・溥傑。ふたりの人生は、日本と天皇家の「昭和」を裏側から照射する。
『昭和解体』『暴君』という大著で知られざる歴史のディテールを描く第一人者の牧久が、”もう一つの昭和史”に挑む。

目次

第一章 中国最後の皇帝・溥儀
第二章 紫禁城追放と張作霖爆殺事件
第三章 満州国の誕生
第四章 溥儀の康徳帝と秩父宮
第五章 天皇家との一体化の夢
第六章 満州国に天照大神を
第七章 原爆、ソ連侵攻そして天子蒙塵
第八章 満州国消滅
第九章 溥儀の”証言と告白”
第十章 周恩来
第十一章 文化大革命の嵐の中で
終章 あいよって命を為す

ISBN:9784093888585
出版社:小学館
判型:4-6
ページ数:504ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2022年08月
発売日:2022年07月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPC