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鯨は国を助く

箸を持った憂国の士が語る

著:小泉 武夫

紙版

内容紹介

日本人の深いクジラへの愛と反捕鯨国の独善

縄文時代からクジラを食べ、敬愛してきた日本人。江戸時代には全国に多くの鯨組ができ、彼らはクジラに感謝し霊を供養してきた。戦後の食糧難時代にはクジラは貴重な動物性蛋白源として日本人を救った。クジラと日本人との関わりはとても長く、深い。
一方、反捕鯨派は「クジラは絶滅の危機に瀕している」「地球の環境保護のシンボルだから捕るな」「牛豚を食べれば良い」と主張する。だが、クジラは絶滅の危機どころか、実際は長年のモラトリアムで増えすぎていることがわかってきた。クジラが食べる魚の量は全人類の食べる量の4,5倍に達している。世界中の漁民が増えすぎたクジラの食害に悲鳴を上げ始め、国連食糧農業機関も鯨類の過剰保護に警告を発した。
発酵学、食文化の第一人者が、クジラの素晴らしさと日本人のクジラ愛を語り、シー・シェパードや反捕鯨国・団体の独善と偽善を明快に論破する。悲しいかな、生き物は他の生き物の命をいただいてしか生きられない。反捕鯨派はこうした摂理への洞察が浅すぎる。他民族の食文化を否定する権利など誰にもないのだ!

ISBN:9784093878975
出版社:小学館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2010年04月
発売日:2010年04月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNAF